チェックイン手続きをスムーズに行えるようにするために、プラハ空港では取扱い手荷物はすべて検査いたします。手荷物および機内持ち込み荷物につきましては、サイズや容量を定める国際標準はありません。搭乗されるクラスや目的地、渡航された距離により適用される規則が異なるように、各航空会社によって異なる規則および規定が遵守されています。詳しくはご利用の各航空会社にお問合わせください。

受託手荷物

預ける手荷物をお持ちのお客様は、チェックインカウンターから旅が始まります。インフォメーションボードでご利用の航空会社が運航するフライトを扱うチェックインカウンターの番号をご確認ください。カウンターに進み、そこで手荷物を預けます。預けられる受託手荷物の個数制限はチケットおよびご利用の航空会社が発行するパンフレットなどに記載されています。予め情報を読んでおきましょう。預けられる受託手荷物の個数制限は航空会社によって異なります。

機内持ち込み

ほとんどの航空会社は乗客が携行品を機内に持ち込むことを認めています。個々の航空会社によって機内に持ち込めるお荷物の個数制限が異なるため、ご利用の航空会社にお問合わせください。

安全規則に準拠するために、すべての携行品をよく調べる必要があります。

預け入れ荷物輸送のヒント

  • すべての荷物に名前と住所、また場合によっては電話番号を書いた荷札を付ける。
  • 貴重品、重要な書類、薬は携行品に入れる。
  • 荷物には鍵をかけ、できればラッピングする。
  • 以前の旅行の際に付けた名前や荷札は外し、誤配送のリスクを少なくする。

荷物に入れることを禁止/許可されている携行品

ほとんどの場合、機内持ち込みの荷物の中に入れることが禁止されている品目を預け入れ荷物に入れて輸送することができます。しかし、爆発物や引火性および可燃性の物質、および乗客や乗務員の健康もしくは航空機の安全性に害を及ぼす装置の輸送は禁止されています。

預け入れ荷物での輸送が禁止されている品目

  • 弾薬
  • 導爆線
  • 起爆装置および点火装置
  • 地雷、手榴弾、その他爆発物を含む軍装備品
  • 花火や他の発火装置
  • 発煙筒および発煙弾、ダイナマイト
  • 火薬およびプラスチック爆弾

旅行に出発される前に、預け入れ手荷物に入れての輸送が禁じられている品目のリストをよく読まれることをお勧めします – こちらからダウンロードできます。

銃器および弾薬の輸送

チェコ共和国において効力を発揮する特別な法的規制に基づいて、もしくは内務大臣による特別許可または許諾に従って武装した人員を移送する場合を除き、武装した人員を民間航空機に搭乗させて移送することは禁止されています。銃器および弾薬の輸出、輸入、および中継はAct No. 119/2002 Coll.(2002年法令集法律第119号)の銃器および弾薬の項に附則として規定されています。

乗客は、銃器および弾薬の輸送について、事前に航空会社ならびにチェコ共和国の警察にそれぞれ申告が義務付けられています。申告のあった銃器および弾薬についての保安検査は、チェコ共和国の警察による査察も含め、一般に各ターミナルビルの大型手荷物カウンター内で行われます。

受託手荷物内部の検査

現行のEU法に則り、乗客の安全性を高めるために、保安検査官が受託手荷物内部の検査を実施します。そのプロセスの一部として、選ばれた一部の荷物を開いて爆発物の要素の追跡のために物理的な検査を行います。この手続は、乗客を保護し、また航空機の貨物倉への爆発物の搭載を阻止する目的で施行されています。

物理的検査の流れ

物理的検査は極めて厳格な方法に則っています。スーツケースのメーカーおよび安全ロックのメーカーのご協力により、空港の担当官はほとんどの手荷物を壊さずに開くことができます。

プロセス全体は間断のないカメラによる監視の元で行われ、1件ごとの調査の詳細な記録が保管されます。

検査を受けた各手荷物の内側にはメモが置かれ、検査の説明と、必要に応じて次のステップに関するガイドが書かれています。

検査後に手荷物をしっかりと閉じるための保護用ホイルと検査を示すテープを貼り付けることにより、乗客には自分の手荷物が検査の対象となったことが知らされます。

手荷物破損の場合に取るべきステップ

手荷物を開けるプロセスで、手荷物を閉じる所定の方法(非TSAの一体型のロック)であるために破損が生じる場合があります。検査後に手荷物を再度閉じることができない場合、保護ホイルと併せてプラハ空港のロゴの付いた名称入りのストラップを使用して閉じ合わされます。

輸送中に手荷物が破損した場合は、最終目的地のバゲージクレームカウンターにお越しいただき、カウンターの担当者と共に破損報告書に記入してください。報告書には参照番号とご利用の航空会社のフォローアップ連絡先の詳細情報が書かれています。後日破損についてのクレームを行われる場合(例、空港を出た後に破損に気がついた場合)は直接航空会社にご連絡いただく必要がありますが、フライトの日付から7日以内に行ってください(Council Regulation (EC) No. 2027/97(理事会規則(EC) 第2027/97号)に準拠)。

手荷物の破損を避けるために

爆発物検査(ETD)の際の手荷物の破損を避けるために、手荷物の施錠はTSAロック(赤いひし形の印が付いています)の他、例えばシュリンクラップや手荷物を破損せずにカットできる標準的な南京錠などで手荷物を閉じる方法を用いてください。